犬を連れてパリへ行く

マダムの日記
転勤が決まって一番先に考えたのが、稀典をどうしよう?ということ。もちろん、日本に置いていくなんて問題外。でも、8歳を過ぎて高齢犬の仲間入りをしている稀典を今更見知らぬ土地に行くなんて大丈夫かしら?第一、飛行機に12時間も乗れるの?出入国の手続きはどうなの?と、不安だらけ。
とりあえずインターネットで調べてみた。

それでわかったことは、驚いたことに、大変なのは、犬をフランスに連れて行くことではなくて、犬を日本に連れて帰ることだった。

日本の動物検疫所とフランス大使館のホームページによれば、日本からフランスに犬を連れて行くために必要なのは
ー個体識別用のチップを装着していること。
ー有効期限内の狂犬病のワクチンを摂取していること
以上の2点だけ。

でも、フランスから日本に犬を連れて帰るためには、上記に加え
ーチップ装着後に30日間の期間をあけて2度狂犬病のワクチンを接種。
ーその後、検疫所が指定する機関で、狂犬病の抗体価検査を受けること
の2点が必要となる。この抗体価検査の結果は2年間有効で、2年以内に帰国する場合は出発前に検査しておいたほうが簡単である。というのは、外国で検査を受けると、検査後6ヶ月たたないと帰国できないからである。

その代わり、これらの条件をしっかりクリアしてあれば、今では帰国後に検疫所に何十日も留め置かれることなく、即日犬を引き取れる。

というわけで、さっそく稀典にチップを挿入してもらうよう主治医の先生にお願いした。
チップは注射器の中に納まっていて、これを背中にブスっとさして皮下組織に埋め込む。この注射器のハリがかなり太くて、私なら泣いちゃうだろうなと思ったが、稀典はキャンとも言わなかった。なんて偉いコなの。
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その後2回の狂犬病ワクチン接種。そして、2回目の摂取から2週間後に、抗体価検査用の血清を採るための採血。血清を採るには必要な血清の量の4倍の血液が必要ということで、これまた見ていて私のほうが貧血を起こしそうになった。

そして採血から約1週間後に、検査機関から手紙が届き、出国に必要な量を大きく上回る数値が出て、余裕でクリア。良かったぁ。あとは、書類に記入するだけ。

出国に必要な書類は
ー動物検疫所に出す犬の輸出検査申請書
ー動物の移動に関するEUの書式
ー主治医の健康診断書
ーチップの装着証明書
ー狂犬病予防ワクチン摂取の証明書。

以上を、出国の1週間前までにそろえて、自分が出国する空港の動物検疫事務所にファックスすると、事務所の人が事前に確認して、不足している点を教えてくれる。申請書とEUの書式はネットでダウンロード可能。

ここまでに要した時間は約2ヶ月。つまり犬を連れて外国に行くためには、かなり早く準備しなければいけない。その上、お金もかかるのよぉ。

幸いだったのは、稀典の主治医のクマ先生が犬の海外渡航の手続きに慣れていたこと。感謝、感謝である。

でも、まだまだ安心はできない。フランスに行く場合、ペットの機内持ち込みを認めているのはエールフランスだけなのだけど、機内に持ち込めるのはキャリーの重さも含めて4キロ以内の小型犬のみ。稀典は、3.5キロ前後で、本体だけなら4キロ以内だが、かなり軽いキャリーを選らんだつもりなのに、稀典を入れて計ってみたら4キロをギリギリオーバーしていた。トホホ、というわけで、出国1週間前から、にわかダイエットをさせられた稀典だった。

ちなみに、エールフランスの場合、機内持ち込み用のキャリーの大きさにも制限があり、縦横奥行き合わせて115センチ以内。そのかわりハードケースでなくてソフトキャリーであってもOK。重さと、12時間も乗る犬の居心地のよさを考えて選ばなければならないのが、ちょっと難しい。

さてさて、出発本番は、どうなることやら。。。続く。
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by MadameSanma | 2007-04-15 22:33 | 犬の渡仏
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