5月1日 印象派の島

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5月1日はメーデーで会社がお休みなので、郊外線に乗って、パリの郊外にいくつかある印象派ゆかりの地のひとつ、シャトゥー・クロワシーに行った。凱旋門からわずか約15分ほどで、セーヌ川のほとりは、こんなにものどかな風景になる。写真の左手に見えるのが、印象派の島と名づけられたセーヌ川に浮かぶ島。

ここはパリ近郊で初めて鉄道が引かれた地域で、そのため、パリから日帰りで人々がボート遊びやピクニックしにくるようになり、画家たちもやってきて絵を描いた。このセーヌの鉄道の開通は1837年、日本はもちろん維新前。
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この島にあった旅籠の「メゾン・フルネーズ」は、特に若い画家たちの溜まり場となり、ルノワールが好んで描いたことから有名になった。店の前には、この旅籠を描いたルノワールの有名な作品の一つ「舟遊びをする人々の昼食」の複製画が飾ってある。店の常連には、ルノワールのほかにも、シスレーやドガ、作家のモーパッサンやフローベルなどの有名どころが大勢いたらしい。
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旅籠そのものは一時寂れて廃墟となったが、市とNGOが買い取って修復して、今はレストランとなっている。というわけで、もちろん、私たちのお昼も、このメゾン・フルネーズで。ホタテとカキのクランブル。あっさりした味付けながら、マリネしたドライトマトの酸味がちょうど良いアクセントになって、美味しい。
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実際に現地に行ってみると、印象派の絵は、この土地の光があってこそ生まれたのではないかと感じる。だって、写真で撮ってさえ、どこか印象派の絵みたいに撮れるもの

近くには、ルイ14世がベルサイユ宮殿に水を引くために作った水車小屋もある。ベルサイユは高台で水源がないため、あの広大な池や噴水の水は、すべてここから引いているそうだ。17世紀の話だと思うと、すごいな。

RER A線 St.Germain en Laye行き Chateau-Croissy下車
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by MadameSanma | 2007-05-01 05:35 | パリ
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