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5月18日 ベルサイユにバラが咲く♪

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日本から友人が遊びに来てくれたので、一緒にかの有名なベルサイユ宮殿に行った。前回行ったのは、なんと25年以上も前。宮殿自体は、17世紀に建てられたので、25年くらいでは何も変りはないけれど、変ったのは、観光客の多さ。昔は、個人で行っても気軽に見学できたのに、今は入場券を買うのに長蛇の列。その上、宮殿に入るには、セキュリティー・チェックにも並ばなければならない。
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あいかわらず絢爛豪華な宮殿ではあるが、建物の外側と一番の見所の「鏡の間」が修復工事中なので、見学はできるがきれいな写真が撮れないのが残念。壁掛けの絵柄にワンコを見っけ。キャバかな?
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でも、今回のお目当ては、ベルサイユ宮殿自体ではなく、マリー・アントワネットで有名なプチ・トリアノン。新しく整備され、去年から、ドメーヌ・マリー・アントワネット(アントワネットの離宮)と名づけられて、グラン・トリアノンとともに一般公開されている。
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ヴェルサイユ宮殿に比べればはるかにこじんまりとした建物の中には、マリー・アントワネットの寝室や彼女が使った食器などが展示されている。確かに、あんな荘厳なベルサイユ宮殿の中で厳しいしきたりに縛られ大勢の人に囲まれて暮らすよりは居心地は良さそうではあるが、華やかな彼女のイメージからすると意外と質素。
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庭園も、ベルサイユ宮殿の幾何学模様に整備された人工的なフランス式庭園とは対照的な、小川が流れる田園風のイギリス式庭園。
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庭園の中には、古代風の建物や田舎屋などが点在している。愛の神殿と呼ばれる東屋。
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マリー・アントワネットとフェルゼンの密会を見守ったに違いないキューピット像。
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マリー・アントワネットの村里と名づけらた田舎屋。水車小屋や酪農小屋などがあり、彼女は従者たちと田舎生活の真似事をして遊んでいたそうだ。このあまりに絵のような風景は、まさにディズニー・ランド。
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パンフレットによれば、ルイ14世が建てた男性的なインスピレーションによるベルサイユ宮殿とのコントラストが見所だそうだが、確かに同じように莫大なお金を浪費しながらも、他人に豪華さを誇示するというより、いかに自分にとって居心地の良い空間を作り上げるかにこだわるというのは、女性的な発想かもしれない。
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ところで、ベルサイユといえばバラ、でもベルサイユ宮殿の庭にはなくて、あったのはプチトリアノンの庭。

パリ市内からRER郊外線C線で30分、ヴェルサイユ・リヴゴーシュ下車、徒歩8分。
by MadameSanma | 2007-05-18 05:29 | パリ
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