カルカッソンヌその2 : シテ

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「カルカッソンヌを見るまで死ぬな」と言われる、日本で言えば日光みたいなところが、カルカッソンヌのシテ。全長3キロの二重の城壁に囲まれたヨーロッパでも最大規模の中世の城塞都市で、その歴史は古く、フランスがまだローマの支配下にあった時代にのぼる。内側の城壁は3世紀のもので、外側の城壁は13世紀に作られたので、二つの城壁の間には10世紀の時が流れていることになる。
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シンデレラ城みたいだけれど、13世紀に、当時異端とされていたキリスト教の一派が、ローマ法王の命を受けた十字軍の攻撃を受けて、この城砦に篭城したものの激しい攻撃を受け、ついに降伏、大勢の人が殺された悲惨な歴史を秘めている。

城壁の中には昔ながらの家が立ち並び、レストランやおみやげ物屋さんがあるほか、今も人が住んで生活している。
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13世紀の城、コンタル城。中世の軍事要塞の色々な仕掛けを見ることができる。まるで、「指輪物語」の世界にもぐりこんだかのよう。このあたりからきっと煮えたぎった油を流したのねと想像しながら歩くと楽しい。
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外壁にあいた銃眼。
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こちらは内側から覗いた様子。
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でも、今は平和の象徴ハトのカップルの愛の巣となっていた。
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城壁の上に張り出した木製の回廊は、敵を狙って兵士が走り回った場所。
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城の前には、堀を隔てて半円形の広場作られ、平時にはそこで軍事訓練がおこなわれ、戦時には、入り口から攻めてきた敵をその広場で城内から狙い撃ちできるようになている。城と広場を結ぶ橋も、昔は木製の跳ね橋だったそうな。
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城の内部には、中世の芸術品が展示されている。
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こちらは6世紀から13世紀のサン・ナゼール教会。
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壁面の飾りが面白い。
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城壁の入り口から差し込む夕日。
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夜になるとライトアップされて、町全体が暗闇に浮かび上がる。
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古い石の建物っていいなぁ。長い歳月の間に大地と一体化し、歴史をその表面に刻み込みながらも、どこか時の流れに逆らうような、そこだけ時がとまったような、そんな不思議な存在感を肌に感じていると、時を隔てた異空間に引き込まれそうな気がするのよね。
カルカッソンヌ観光局
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by MadameSanma | 2007-06-16 21:08 | パリからの旅
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