南仏でバカンス: マザン Mazan

c0120649_1134530.jpg

夏休みなので、南フランスのマザンMazanという小さな村へ遊びに行った。
まずはリヨン駅からTGVに乗って2時間半でアヴィニョンへ。初めて乗るTGVで、車窓から外を眺める稀典。
c0120649_2356236.jpg

アヴィニョン駅から車で20分、マザンは、プロヴァンス地方でひときわ目を引くヴァントゥー山のふもとにある。変化に富んだ気候ゆえに多様な動植物の生息地であるヴァントゥー山とその周辺は、ユネスコの生物保護区に指定されている。遠くから見ると、岩に覆われた山の頂上は、まるで雪を被ったかのよう。
c0120649_0462984.jpg

丘の上の教会を中心に周囲を中世の城壁が取り囲む典型的なプロヴァンスの石造りの村。
c0120649_021580.jpg

c0120649_60216.jpg

15分ほどで1周できてしまう城壁は、そのまま住居にもなっており、ところどころに門がある。
c0120649_11113100.jpg

村の紋章。
c0120649_005239.jpg

村の入り口を見守る聖母像
c0120649_00055.jpg

先史時代から人が住んでブドウを栽培していた地域であるが、現在では、フランスがまだガリアと呼ばれてローマの支配下にあった5世紀ごろの石棺が62個も現存しているということと、かつてかの有名なサド侯爵が所有していた館があるほかは、とりたてて見所はなく、静かな村である。ただプロヴァンス地方の中心に位置しているので車があれば有名な観光地へのアクセスには便利。

村の墓地に並ぶガリア・ローマ時代の石棺。ここからの景色はすばらしいが、夜はちょっと怖そう。
c0120649_043798.jpg

墓地の中央にある12世紀の教会。狼退治にご利益があったことから、狼除けのノートルダム教会と名づけられている。
c0120649_052022.jpg

今はホテルとなっているサド侯爵の館。彼は、マザンの共同領主の1人で、ここで、フランスで最初の演劇フェスティバルを開催したそうな。
c0120649_04450.jpg

古い教会の一つが村の博物館になっていて、石器時代の道具からアンモナイトの化石、動物の剥製、民族衣装、古い手紙と雑多なものが展示されている。でも他に見るものがないし、入場無料なので、3回も見に行っちゃった。
c0120649_025274.jpg

博物館にあった犬の石像。
c0120649_032858.jpg

マザンは、コート・デュ・ヴァントゥーというAOCワインの産地であるほか、ミュスカという品種の食用のブドウやメロン、オリーブオイル、アスパラガスなどが特産。ミュスカは、皮ごと食べられる甘くて香りの良いブドウ。
c0120649_06129.jpg

パリでは1個3ユーロするメロンがここでは6個で3ユーロ!
c0120649_064046.jpg

白いナスを発見。
c0120649_0712100.jpg


滞在中に、村の観光局主催の観光客歓迎の夕べが開かれた。いかにも村のロック青年という感じの二人組みがギターをかき鳴らし、手芸自慢の奥さんが自分の作品を売るという微笑ましい催し。1.5ユーロ払ってグラスを借りると、好きなだけワインが試飲できるというのが一番の目玉。
c0120649_0113612.jpg

「うーん、爽やかな果実味と適度な酸味のバランスが絶妙で夏にぴったりのロゼだね」byソムリエ稀典。
c0120649_095077.jpg


村の中心の教会の鐘楼から定時ごとに鳴り響く鐘の音が、とてものどか。
c0120649_0231137.jpg

村の周囲はどちらに行っても広大なブドウ畑が広がっている。
c0120649_0201271.jpg

ブドウ畑と太陽と涼しい木陰と乾燥した空気、そして南仏特有の北風ミストラル、観光名所はないけれど、プロヴァンス気分いっぱいの村で、午前中は稀典とブドウ畑を散歩、午後は日陰で読書と昼寝と、のんびり過ごしたバカンスだった。
c0120649_1232966.jpg

明日はブドウ畑編

Mazan
[PR]
by MadameSanma | 2007-08-13 00:55 | パリからの旅
<< マザンでお散歩 : ブドウ畑 稀典の暑中お見舞い >>