オペラ・バスチーユで、ベルリオーズの劇的交響曲「ロミオとジュリエット」をもとにしたバレエを見る。 大きな台形の白い板が2枚重なるように置かれているだけのシンプルな舞台装置。その上で踊るダンサーたちに、上や横からあたる照明が、白い板の上にきれいな影を映し出す。 説明の必要のない有名な話だけに、細かいストーリー描写を省き、時にコミカルな動きを交えながらもすっきりとして力強い振り付けは、壮大でまさに劇的なベルリオーズのオーケストレーションとの一体感もすばらしく、見ていて心地よい。特に舞踏会のシーンは、チュチュの動きを上手く生かした群舞が印象的。 ジュリエットを演じたオレリー・デュポンは日本でも有名なエトワールだけど、流れるような体の動きは本当に美しい。体中すべてに神経を張り巡らせ筋肉を緊張させているからこそのこのしなやかさ。 それに加え、群舞のフォーメーションがとてもきれいで、まるで万華鏡を見ているみたいだった。 演出:Sasha Waltz 指揮:Vello Pahn 出演:Aurelie Dupont, Herve Moreau, Nicolas Paul
by MadameSanma
| 2007-10-09 17:11
| イベント&スペクタクル
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