ドン・ペリの故郷、エペルネ Epernay

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ホスト・クラブのシャンパン・タワーでおなじみの?ドン・ペリニョン。もともとはシャンパーニュ地方の修道院でワイン係りをしていた1人の修道士の名前で、このペリニョン修道士が、この地方独特の発泡性ワイン、つまりシャンパンの製法に大きな功績を残したことから、その修道院の跡地を買い取ったシャンパン会社モエ・エ・シャンドン社が、自社の最高級のシャンパンにその名をつけたそうな。

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ここは、パリから地方特急で1時間半弱のところにあるシャンパーニュ地方でも特に一級の格付けのブドウ畑に囲まれた小さな町エペルネ。この町にあるシャンパン大通りには、モエ・エ・シャンドンをはじめとする名門シャンパン・メーカーの豪邸が立ち並ぶ。私が行ったときはちょうど道路工事の最中だったのが残念。

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世界最大のシャンパン・メーカー、モエ・エ・シャンドン社の建物。ナポレオンも愛飲したという創業1743年の老舗。事前に電話で予約すると、シャンパン蔵を見学できる(日本語ガイドツアーもある)。実は、このシャンパン大通りの地下には、何キロにもわたる広大な各社のシャンパン蔵が広がっているのだ。

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地下3層28キロにもわたる石灰岩の地下蔵は、薄暗く、ひんやりと冷気が漂い、壁はしっとりと濡れている。この冷気と湿気、そしてカビが、シャンパンの熟成に大きな役目を果たすそうな。ここに何本のシャンパンが貯蔵されているかは企業秘密。1億本以上らしい。

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シャンパンは、普通のワインのように一次発酵を行ったあとに、酵母と蔗糖を加えてビン詰めし二次発酵を行うのが特徴。二次発酵で炭酸ガスが発生し、これが、シャンパンの泡となる。その間、ルミュアージュというビンを回転させる作業を何度も行うのだが、上の写真は回転作業を行うための台。今は自動回転装置もあるが、伝統を守るため、一部は今も手作業で回転。ルミュアージュは、酵母カスである澱を少しずつビンの口のほうに溜めるための作業で、この澱がシャンパンの風味を高める効果をもつため、少しずつビンを回転させることで澱とシャンパンを馴染ませ、最後に澱がビンの口に溜まったら、これを取り除いて、シャンパンの完成。

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今や常識だけど、シャンパンはシャンパーニュ地方で作られる発泡性ワインのみにしか使えない名称であり、シャンパンの製造には、基本的にピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネという三種類のブドウの品種しか使うことができない。この三つの品種をどのくらいの割合でブレンドするかが各メーカーの腕の見せ所で、もちろん企業秘密。さらに、年毎の出来を安定させるために、別年度の若いワインもブレンドする。そのため、特別に出来の良い年をのぞいて、シャンパンのラベルには、一般のワインのようなビンテージは通常記載されない。上の写真にある表示の一番上のアルファベットの列が、ブレンド情報を記した秘密コードだそうな。

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シャンパン蔵見学の最後は、もちろん試飲。見学は有料で、シャンパンを1杯試飲できるコースと、2杯試飲できるコースと、ドン・ペリを試飲できるコースなどがあり、それぞれにもちろんお値段が違う。残念ながらアルコールに弱いサンマは、試飲なしのコースはないのかと尋ねたら、それはお子様コースだと言われてしまった。しかたなく半分以上残してグラスを返したら、他の参加者にすごい眼で見られてしまった。アハハ。ちなみに私が試飲したのは、モエ・エ・シャンドン社の一番の人気商品で、世界中で2秒に1本、栓があけられているそうな・・・。

このあとは、シャンパーニュ地方の主要都市、ランスへ続く。
Epernay観光局
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by MadameSanma | 2007-11-04 08:08 | パリからの旅
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