シャンパンの都、ランス Reims

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シャンパーニュ地方の中心都市、ランス。シャンパンの都として多くのシャンパン・メーカーがある町だが、それ以上に、歴代のフランス王の戴冠式が行われた町として歴史的に重要な意味を持つ町で、5世紀にフランス初代の王クローヴィスが聖レミによってこの地で洗礼を受けたのがその始まり。以来19世紀のシャルル10世まで、歴代の王様がランスのノートルダム大聖堂で戴冠式を行った。ジャンヌ・ダルクに助けてもらって王位についたシャルル7世もここで戴冠式をおこなった。

ところで、戴冠式と書いたが、正確には聖別式というそうな。聖別式の一部として戴冠式も行われるが、戴冠が単に君主の王位に就くことを意味するのに対し、聖別は、君主になるための特別の力を神から授かることを意味し、本来戴冠より重要な意味を持つらしい。
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現存するノートルダム大聖堂は13世紀に建てられた見事なゴシック様式の建物で、隣接する司教館とともに当然のことのように世界遺産・・・フランスって、一体いくつ世界遺産があるのかなぁ?ちなみにランスだけで4つある。

ただし、第一次大戦、第二次大戦で破壊されたため、ファサードの彫刻も多くが修復されたり複製に置き換えられたりしている。ちなみに、1962年には、この大聖堂で、当時のフランスのドゴール大統領とドイツのアデナウワー首相との間で独仏の歴史的な和解が行われた。

ファサードにある有名な「ランスの微笑み」
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フランス王の戴冠式にふさわしい荘厳な雰囲気の堂内。
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後陣には、シャガール作のステンドグラスがある。
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ファサードの内側も見事な彫刻で飾られていて、バラ窓のステンドグラスも美しい。
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さすがシャンパンの都だけあって、シャンパン作りをモチーフにしたステンドグラスもある。これは前日の日記で説明したルミュアージュの作業を行っている図。
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ここでお昼の時間。大聖堂近くのキッシュ屋さんで食べたトロワ風キッシュ。近くにあるトロワという町の名物の内臓ソーセージとカマンベールとジャガイモが入って美味しい。しかもたったの6.5ユーロは安い!(Le pas sage:Passage du Commerce 27, rue de Vesle)
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お腹がいっぱいになったところで、観光再開。かつての司教館であるトー宮殿は今は博物館となっていて、聖別式のときの道具や王様のマントなどが展示されているほか、修復された大聖堂の彫像のオリジナルが展示されている。
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地下にある古い礼拝堂。
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私のお気に入りは、竜?を抱えた女性像。この竜の表情が稀典に似ていない?

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こちらは、前述の聖レミのお墓があるサン・レミ・バジリカ聖堂。着工は11世紀だが、その後何度も修復再建が行われ、ロマネスク様式とゴシック様式が共存した建物。もちろん、これも世界遺産!
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三層になったステンドグラスから差し込む光がとても美しい聖堂。
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聖レミのお墓。クローヴィスに洗礼を授ける聖レミの像。
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駆け足でのランス観光もやっと最後の目的地、フジタ礼拝堂。エコール・ド・パリで有名な藤田嗣治がシャンパンメーカーのマム社のメセナで建てた礼拝堂で、彼のフレスコ画が飾られている。藤田は、サン・レミ聖堂で神の啓示を受けてキリスト教に改宗したそうな。あー、でもせっかくここまできたのに、なぜか門が閉まっていて中に入れなかった・・・。
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ところで、この日は諸聖人の大祝日というキリスト教の祝日で、日本でいえばお盆のように、一家そろってお墓参りをする日である。市の墓地の周りには、お墓参り用の菊の鉢植えを売るお店が何軒も並んでいた。
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というわけで、今回のお土産は、マム社のシャンパンのハーフボトルと、シャンパンの酒粕で作ったブランデー入りのチョコレート。シャンパンのコルク栓の形をしているのがお洒落。
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エペルネー、ランスは、パリから日帰りが可能。TGVを利用するとパリーランスは45分。ちなみに私が利用したのは、
パリ東駅8時35分発、エペルネ9時52分着
エペルネ12時発、ランス12時29分着
ランス17時15分発、パリ東駅18時着
Reims観光局
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by MadameSanma | 2007-11-05 16:13 | パリからの旅
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