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パリで一番美味しいマロングラッセ

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日刊紙フィガロの折込別冊フィガロ・スコープは、時々「パリで一番美味しい○○」特集をやるのだが、今週の特集は「マロングラッセ」。25のお店のマロングラッセをブラインドテストして第一位に選ばれたのが、ラ・メール・ド・ファミーユ。このお店、私は知らなかったのだが、1761年創業のパリで最古のチョコレート屋さんらしい。パリ市内に7店舗ほどあり、昨日、たまたまクレール通りのお店の前を通ったので、買ってみた。

マロングラッセは、本来11月半ばから1月末ごろまでしか店頭に並ばない季節限定のお菓子だそうな。美味しいマロングラッセの決め手は、まず外観。できるだけ薄くきれいにアイシングされていることが第一条件。栗の大きさは直径3センチくらいが最適で、それより小さいと栗が硬くなる。口当たりは、柔らかく溶けるようでなければならず、中央にシロップが一滴くらい残っているのが新鮮さの証拠。何より砂糖と栗の味のバランスが肝心で、口に含んだときにしっかり栗の香りがすることが大事だが、柔らかく溶けるような食感に対して、あまり栗の味が強すぎてもいけない・・・etc。うーん、マロングラッセって奥の深いお菓子なのね。ついでに、栗はフランスのアルデッシュかイタリアのトリノ産がお勧めだそうな。

というわけでさっそく試食してみた。確かにとても柔らかくて、栗の風味がしっかりと味わえて、適度な甘さが幸せな美味しさ。ただ考えてみるとマロングラッセは高いので、めったに買ったことがなく、他のお店に比べてどのくらい美味しいかは私にはわからないけど。だって、このお店のマロングラッセも、5個で12.8ユーロもする。手間をかけて作られるお菓子なので、高いのは仕方ないらしい。

ちなみに、フィガロ・スコープも驚きの結果と報じていたが、スーパーマーケットのモノプリで売っている量販ブランドのゴーミヨーが、メゾン・デュ・ショコラやジャン・ポール・エヴァンなどの高級チョコ・ブランドを押さえて第三位にランクインされていた。2位はピエール・マルコリーニ。

La mere de Famille 本店: 35 rue du Faubourg Montmartre 75009 Paris
by MadameSanma | 2007-12-27 16:35 | グルメ
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