アラン・ドロンとアステリックス

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アラン・ドロンといえば、私が子供の頃はハンサムの代名詞のような存在であったが、今はすっかり赤ら顔のおじいさん。でも今も意気盛んで、今週公開されたフランスの人気コミック「アステリックス」の映画版で、まるで自分のパロディーのような役を演じて話題になっている。

アステリックスというのは、紀元前50年ごろ、当時古代ローマに支配されていたガリア地方が舞台のコミックで、唯一ローマ人の支配に抵抗している小さな村に住む小柄で才気溢れるアステリックスと、その親友でちょっと抜けているけど気は優しく力持ちのオベリックスが繰り広げるたわいない物語なのであるが、1959年からずっと続いている。たわいない物語ながら、知的な言葉遊びや比喩を含み、大人にも人気がある。

アラン・ドロンが演じるのは、自己陶酔型のローマ皇帝シーザー。彼自身かなりのナルシストであるドロンが、鏡に向かって「シーザーは老いない、さらに熟するのみ。シーザーの髪は白髪にならない。さらに光り輝くのみ。シーザーはサムライだ。」なんてつぶやく様は、若い時の彼を知る身としては、可笑しいやら悲しいやら・・・でも自分で自分のパロディーを演じて平然としているその迫力はさすが!

このシーザーの迫力と、そのおバカな息子との絶妙なやりとりのせいで、肝心の主役のアステリックスとオベリックスがかすんでしまい、映画の評判自体はあまり芳しくないけれど、もとからお遊び映画と思って見れば楽しい。

F1のシューマッハが「ベンハー」のような古代ローマの戦車レースのドライバーを演じたり、サッカーのジダンがエジプト人姿でサッカーをしたり、K1のレバンナがアスリート役で登場したりといったお楽しみ映像もいっぱい。

ちなみにオベリックスを演じているのはジェラール・ドパルデューで、彼が連れている愛犬のイデフィックスが可愛い。
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写真は、映画のオフィシャルサイトから。
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by MadameSanma | 2008-02-01 16:46 | イベント&スペクタクル
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