先々週交通機関の大規模ストがあったばかりのパリだが、誰でもストをする国フランスでは、オペラ座だってストをする。なので、30日火曜日には、ガルニエ座とバスチーユ座で従業員のストがあり、公演が中止になったそうな。特にガルニエ座で公演中の「椿姫」は全日程売り切れの人気公演だけに、せっかくチケットをゲットできたと思っていた人もさぞ悔しいだろうな。 さて、先週、バスチーユ座で、プッチーニのオペラ「トスカ」を見た。オペラ素人の私ですら知っている名曲ばかりのオペラの傑作中の傑作。 画家のマリオと歌手のトスカは恋人同士だが、脱獄犯をかくまったためにマリオは、悪代官のスカルピアにつかまってしまう。トスカに横恋慕するスカルピアは、自分の言いなりになればマリオの命は助けてやるとトスカに迫るが・・・と、ストーリーは宝塚並みのメロドラマであるが、「妙なる調和」「歌に生き,恋に生き」「星は光りぬ」などの珠玉のアリアは本当にすばらしい。 特に、今回はマリオを演じたウラジミール・ガルージンの情熱たっぷりの包み込むような声を堪能。 ただ、この作品の中では、悪役のスカルピアが、実は個人的にはお気に入りなのだが、今回の公演では、色悪というより、単なるスケベなオジサン風な演出に感じたのが、ちょっと残念。 フランスでももちろん公演中のカメラ撮影は禁止だが、カーテンコールは撮影しても良いらしい。 指揮:Nicole Luisotti 演出:Werner Schroeter 出演: Catherine Naglestand, Vladimir Galouzine, Franck Ferrari
by MadameSanma
| 2007-11-01 18:29
| イベント&スペクタクル
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